よくできたもので

前も同じようなことを書いたが、「忘れる」ことの重要性をひしひしと感じる出来事があった。前は、元カレから連絡が来るみたいな感じで書いていた。ちなみにその一件から思い出す頻度は格段に上がって気が滅入っている。

今日は同窓会(もちろん欠席)の会場から電話が来たというものだった。シンプルに地獄だった。電話、同窓会、温度差の三重苦。

まず電話。そもそも話すことが苦手で嫌いな私にとって電話は天敵である。数少ない友人(知人と言った方が近い関係性まで落ちている)も、話さなきゃいけないタイプというわけではなく、無言でも大丈夫だったりよくしゃべってくれるタイプ。電話をすることもまあない。電話は会話の為の道具である。会話の為の道具を用いて話さないというのは普通に考えておかしなことなのである。だから嫌い。

次に同窓会。基本的に昔の自分は引くほど気持ち悪い。一挙手一投足が気持ち悪い。なぜそんな言動をするのか、もっと大人になれよと思うことばかり。記憶にあるうちで許容範囲内の自分は2年くらい。そんな未熟で気持ち悪い自分を知る存在を相手に話すというのはまったく楽しいものではない。しかも昔の話か最近のどうでもよい身の上話だけ。つまんないしつらい。

最後に温度差。これが一番。会場から独り暮らしの部屋に電話かけて来て、テンション高くするのなんて無理でしょ。嫌だよ。なんでそんなことできるんだよ。さらし者にされていた気分。いや、本当にさらされてただけなんだけど。

もう二度と関わりたくない。思い出したくない。10分にも満たない電話だったが、ものすごく長く感じた。汗もがっつりかいた。電話が終わった後は、昔の自分の反省会。自問自答。電話での対応でも反省。もういやだ。変につながりをもったことを非常に公開している。早く忘れたい。心の片隅にもいないでほしい。

 

記憶にはあるが引き出しが開かないみたいなことをよくいう。ここ最近は非常にそのあたりの機能に感心している。だから、のうみそくんは早く引き出しをしまって鍵かけて鍵穴つぶそうね。頑張ってね。