二度と会わない

もうすぐ3月。別れの季節。

私は大学の為に北海道に来て、大学卒業とともに北海道を去る。思ってたより数倍希釈された4年間だったが、関わった人もゼロではない。アルバイト先、学部、サークルなどなど。

かつて仲が良かったような人もいる。昔は毎日のように遊んでいた。予定も立てず、今から遊ぼうで繋がる人たちだった。今は数ヶ月に一度集まる程度。そんな繋がりももうすぐ切れる。

私は北海道を去る。この先の人生で、その人たちとはもう二度と関わらないと思うと流石に少し寂しい気もする。なんとなくだが、卒業式で泣く気持ちもわかった。もう二度と戻れないという不可逆的な何かを感じていたのだろう。私は涙脆くもないし、感傷的になるタイプではないため、泣いてるクラスの女の子が不思議だった。なんならせせら笑っていた。しかし、今にして、想像力が欠如していただけだったのではないかと思い始めた。

こんなことを書いている最中にも、夏休みは刻一刻と残り時間を減らしている。もっとやるべきことはある。ただ、私は宿題は後回しにするタイプだった。なんなら、提出日を逆算して9月も夏休みの人間だった。そんなやつに、今しかできないことなんてできない。だらだらして3月4月を迎える。

 

少し脇道に逸れたが、あんなに仲良かったのに今後一切関わらないと思うと少し寂しいねというお話。