コンビニ人間

引越しに伴い、大学生の一人暮らしにしては多い蔵書を処分することとなった。そのため、再度読んでおこうと思った本をピックアップし読書ウィークとなっているわけだが、「コンビニ人間」はとんでもなく良かった。ざっくり言うと(ざっくり言えない話なので乱暴なまとめ方をしている)、アラフォーのベテランコンビニアルバイトの女性(社会不適合者)が自らのアイデンティティをコンビニ店員に見出す話。

昔なんとか大賞をとっていたと思う。その当時に単行本を買い、特に意味も理解することなく読んだ。確か、父の実家からの帰り道だったと思う。

大学生になり、社会不適合者ということを肌で感じている。そして、アルバイトという点においても私はコンビニを選択したので、あとはここから15年くらい勤続したら近い状態にはなる。

この小説の主人公は極論なんだけど、共感できる部分が多かった。コンビニの仕事、コンビニ店員でいれば良いという楽さ、周囲の扱いなどなど。

うわぁーって気持ちを言語化できていないのでここで終わるが、特に現代を舞台にした小説は人生のうちに何度か読んでおこうと思った。