TREPVERTER

「翻訳できない世界のことば」みたいな名前の本があったと思う。たぶん2も出てた。高3の秋冬あたりに読んで、ますます言語科学に興味を持つこととなる要因である。

受験の英語や現代文にはことばの話はよく出る。記号がどうのこうの。シニフィアンシニフィエ。中でも好きなのはパピヨンの話である。言語によって世界の見方が変わるというのをパピヨン、蝶々と蛾で説明したものだ。

そういった中で上記の本はドンピシャで、“TREPVERTER”なることばは単語こそ忘れてしまっていたが印象に残っている。意味は、「あとになって浮かんだ上手なことばの返し方」みたいな感じ。つまり、「ああいえば良かったなあ」ということ。

日本語からは積ん読やわびさびなどが挙げられていたと思う。良い本。