ボーカル

幼い頃から父の教育を受け、女性シンガーの曲ばかり聞いてきた。YUIジュディマリYUKI椎名林檎東京事変、superfly、西野カナなどなど。

その結果、男声ボーカルに抵抗のあるキモキモ人間が誕生してしまった。父の後を追いかけるように音楽を聴き、上記に加えmiwaや松田聖子ユーミンなどをずっと聞いてきた。ボーカルが男というだけで敬遠してきた。

しかし、つい先ほどの記事のように失恋ソングをガンガン聞いているということで察しているかもしれないが、ボーカルの性別で選り好みしていない。back numberとかwacciとかなんちゃらかんちゃらとか特に気にせず聞いている。

前にも書いた気もするが、この変化は怖い。拘泥することが決していいことだとも思わないが、こだわりがどんどんなくなっていくのはどうなのだ。繊細さを失い許容できるものはどんどん増えていく。生声の実況や素人の歌など単に耳が衰えていくだけなのかもしれない。

というか、あの日々は何だったんだという思いが強い。中学生頃の私は何に縛られていたのだ。そのうち、個人的嫌いな歌詞ランキング1位の「夏休みのない8月のよう」にも何も思わなくなったり、ラッドウィンプスも平然と聞き流すようになるのかもしれない。きもい。きもすぎる。

これが将来の私への真綿になると願って。